活動レポート2019年8月期

竹富島地域自然資産財団の環境保全活動をピックアップして紹介します。

2019年8月後半

ゴミ箱の製作と設置

財団の初めての環境保全活動となるゴミ箱の製作と設置を行いました。伝統的な組み木と茅葺き屋根を部分的に採用したゴミ箱で、島のお年寄りに教わりながら手作業にて制作しました。竹富島ではゴミ処理施設の対応能力オーバーという問題から、これまで訪問客のみなさまにはご自身のゴミはお持ち帰りしていただくというお願いをし、ゴミ箱の設置を行なっていませんでしたが、親切心からゴミ拾いをしていただいた方が捨てる場所もなく困っているという話を聞く場面も多く、ありがたく、そして申し訳なく思っていました。

今回、財団の活動を始めるに至り、入島料を支払っていただいた方達にいかに還元できるかを考え、そのなかから出てきたひとつの案がゴミ箱の設置でした。環境保全、そして財団の活動に協力していただけた方達へのお礼。わかりやすい2つの意味を持った記念すべき活動のスタートです。

とはいえ、基本的に竹富島のゴミ処理能力が上がったわけではないので、今後の改善課題だと考えています。引き続き、省ゴミと分別にご協力お願いいたします。