活動レポート2023年08月期

竹富島地域自然資産財団の環境保全活動をピックアップして紹介します。

2023年8月17日

学生と竹富島を体感する

夏休みシーズンになると、島には大勢の子ども連れや学生が来島します。財団でも、夏休み期間中である奈良県立大学地域創造学部の学生10名を受け入れました。今回は、様々な地域の暮らしや発展を研究する学生に対し、projectWETを用いたフィールドワーク形式の講義を実施しました。

竹富島の暮らしや町並みは、サンゴ礁とともに生きる生物文化多様性の上に成り立っています。その根幹をつなぐ、命の水を学ぶことにより地域を理解していただこうという目的です。参加した学生たちは、水が発生するプロセスを理解する体験型すごろくと水の流れを見える化する2種類のフィールドワークを通して竹富島で水が発生するプロセスを体感し、自分たちの暮らす地域との違いに関心を寄せているようでした。

最後には、港付近を中心に海洋ごみ拾いも実施。漂着したゴミを見て、「いつのものだろう?」「海外からのゴミもあるね」など、興味深い様子を見せていました。財団での学習を通して、ほかの地域や環境へも関心を寄せてもらえたら嬉しく思います。奈良県立大学の皆さん、ありがとうございました!