活動レポート2020年2月期

竹富島地域自然資産財団の環境保全活動をピックアップして紹介します。

2020年2月26日

ボタンウキクサの駆除

環境保全の方法を学ぶため、環境省が定めるパークボランティア活動に参加しています。まだ研修中ですが、環境を守るための知識を蓄積する大きな一歩です。今回は西表島祖納集落内にある用水路で、特定外来生物に指定された「ボタンウキクサ」の駆除を実施。外来種駆除にあたっての注意点や処分の方法などを詳しく教えていただき、財団の活動目的のひとつである「外来種の駆除」についてのヒントを多く得ることができました。



2020年2月20日

防風林の除草

昨年の12月に植樹した防風林のためのフクギが、雑草に埋もれてしまっていたため除草作業を実施。フクギは土の変化に弱いとのことで、いくつかの苗木が枯れてしまい植え替えが必要でした。栄養不足も考えられるため、市販の液肥アンプルを設置して様子をみます。



2020年2月13日

芋と麦の植え付け

粟に続き、竹富島の祭祀で供物とする芋と麦の植え付けをしました。芋は根の呼吸が必要で、しっかりと畝(うね)だてを行って側面からも空気が入るようにするとのこと。芋づるの植え方は、様々な手法のなかからオーソドックスな水平植えにしました。麦は浅く溝を掘り、そこにパラパラと種子を蒔きながら同時に足で埋めていきます。この同時にというのがなかなかコツのいる作業で苦労します。

さまざまな種類の作物を育てることで、そこに生息する生き物も多様となります。耕作地から生まれる二次的自然。これも竹富島が育んできた自然生物環境であり、後世に伝えてゆくべきもののひとつです。観光事業がメインとなってしまった現在の竹富島で失われつつある耕作地。竹富島地域自然資産財団では竹富島の文化を継承することで、二次的自然も含む竹富島の自然環境を守っていきます。






2020年2月10日

粟畑の除草作業2度目

先日、種まきをした粟畑で2度目の除草作業を実施しました。多くの苗が元気に育っているなと思っていたら、ほとんどが雑草だと判明。1度目の除草時と同じように粟によく似た植物が多く生えており、その判別がとても難しい。茎が赤くなっていたり、根元が分かれていたりしたら抜いて、粟が密集していたら間引きをする。何度教わってもなお難しい判別もともなって、それほど広くない畑ですが1日では終わらない作業です。