活動レポート2020 竹富島地域自然資産財団の環境保全活動をピックアップして紹介します。 2021 2020 2019 … 12月 粟と島ニンニク祭祀に関わる供物の再耕作 竹富島の祭祀で利用される粟とニンニクの植え付けを行いました。前回の粟の種まきはバラマキで行いましたが、雑草や害虫への対処、収穫のしやすさから今回は文字通り筋に沿って蒔くスジマキとし… 漂着ごみリサイクル海浜清掃 同じ竹富町にある鳩間島と初の共同事業を実施しました。鳩間島では海岸に漂着する発泡スチロールを再生してスチロール油としてリサイクルする環境保全活動を実施していますが、今回、当財団の海… フクギ除草と苗防風林の植林 11月の除草から1カ月。まだそれほど草の背丈は高くないですが、降雨が続いて水やり作業をすることがなかったので、水やりと同時に行なっていたフクギ周りの雑草の手抜きも未実施でした。そのた… レタス苗の植え替え耕作放棄地の再生 耕作放棄地の再生を行なった畑で作っていた苗床から、広い場所へと植え替えを実施しました。かつては自給自足を主としてきた竹富島の生活では、日常で食べる野菜を育てることも重要な畑の役割で… フクギ・キャンギの苗防風林の植林 防風林の植林や自然素材の家屋への活用といった事業の一環として、フクギとキャンギ(イヌマキ)の苗を育てていますが、先月に苗の並べ替えなどを実施して以降にカラスからの襲撃を受けてしまう… 茅葺の見学・体験伝統建築技術の継承 竹富島にいくつかある茅葺き(かやぶき)屋根の伝統的建築物のひとつで、家屋としては唯一の茅葺き屋根である「場儀納屋(バギナヤ)」の屋根葺き替え事業を見学・体験させていただきました… 11月 畑で見つけたホオズキ耕作地再生 畑の未使用部分で雑草が伸びて種子を落としそうになっていたので、大きく育った雑草の除草を実施。竹富島の伝統的な耕作方法を教わるための講師をお願いしている隆一氏に、生えている草の種類や… 海浜清掃ツアー現地調査海浜清掃 今環境省による補助事業内の活動のひとつ「海浜清掃のガイドツアー」の現地下見調査を行いました。参加される方に竹富島の浜辺を散策しながらペットボトルを中心とした海洋ゴミの回収清掃作業を… 西桟橋のゴミ回収海浜清掃 島民より西桟橋にゴミの山ができているとの連絡を受け回収を実施。現場を確認したところ、大型漂着ゴミがまとめられている場所、約4㎡が自然発生的に出来上がっており、そのゴミのひとつであ… キャンギ苗の育成自然素材の家屋への活用 島の伝統建築材であるキャンギ(イヌマキ)を今後の世代に伝えていくため、キャンギ育成場を作る事業を進めています。それに先立ち苗木作りを開始し、財団事務所裏に生えているキャンギ根元に落… フクギ苗の除草と整理防風林の植林 防風林事業などで使用するため、先島ガス社長より譲り受けた苗の残りと昨年植え付けをした種子から発芽した新規苗への日々の水やりと本数管理を実施していますが、雑草が多く生えてしまっていた… ツーリズムEXPO参加島の現状活動のPR 竹富島の環境保全を目的として令和元年の9月にスタートした入島料、ご協力くださり本当にありがとうございます。10月29日から11月1日の4日間にわたり、国内最大級の旅行イベント「ツーリズ… 10月 麦の植え付け耕作地再生 麦植え付けの場所をより広く取るために、場所を変更して追肥と混ぜ込み、小石取りを再度行い麦播きを実施しました。もち麦という種類で見るからに美味しそうな種。昔の竹富島では麦を石臼で挽き… 植え付け準備耕作地再生 畑への追肥を実施し、部分的ではありますが作物を植え付ける最終準備が終わりました。竹富島では五穀豊穣と子孫繁栄を願う島最大の祭祀である「種子取祭(タナドゥイ)」が旧暦9月または… 外来種駆除外来種の駆除と処分 かねてより駆除テストを実施するなど対処方法を考えてきた外来種アメリカハマグルマですが、重機をお貸ししますよというお声がけを頂いたので、その機会に合わせて大規模な駆除を試行してみまし… フクギ周りの除草防風林の植林 2019年の入島料収受開始セレモニーにて、竹富町長をはじめとして、竹富公民館長、竹富教育長、財団理事長の4人にに参加してもらった防風林の再生活動で、竹富港すぐそばに植え付けたフクギの… 駆除テストその後外来種の駆除と処分 竹富島で繁殖地を増やしつつある外来種のひとつ、アメリカハマグルマを駆除するための実験として7月に大きな繁殖地の1部で約1㎡を手で抜いて様子を見てきました。あれからほぼ3カ月が経過し… 9月 畑から除石耕作地再生 前回の作業のあとは肥料の追加と植え付けをする予定でしたが、耕運機をかけたあとの畑であまりにもサンゴ石のかけらが多くでてしまい、作物の生育にはあまり良くないので取り除く作業をしました… 畑の拡大耕作地再生 前回は畑周辺に生い茂ってきていた外来種ギンネムを伐採したあと、残りの根を掘り起こし取り除くことで畑にする準備を整えました。今回はトラクターを借りてきて畑を耕しました。ギンネムを伐採… 8月 グック積み直しグックの維持管理 竹富島に残る沖縄らしい風景のひとつ、サンゴ石を積み上げた石垣はグックと呼ばれています。セメントなどで固められているわけではなく、大小、形も様々な自然のサンゴ石をパズルのように組み合… 井戸の調査井戸や貯水池の適正管理 河川のない竹富島では、水道が敷かれるまで生活用水として井戸水と雨水を利用してきた歴史があり、多くの「カー(竹富の方言で井戸)」が存在しています。ですが現在では、水利用の役目を終えて… 7月 スズメバチの駆除耕作放棄地の再生 耕作放棄地の再生事業を行っている場所でスズメバチの巣が発見されました。竹富島でよくみられるツマグロスズメバチという種類で、黄と黒の2色にクッキリ分かれたお腹のカラーリングが特徴です… フクギの水やり防風林の植林 防風林の植林事業として、現在までに竹富港と外周路西側に合わせて36本のフクギの植えつけを実施しました。これまでは植え付け初期に根付くまで水を与え、そのあと自然の雨による給水にのみ頼っ… 外来種の駆除実験外来種の駆除と処分 環境省によって緊急対策外来種として指定されているアメリカハマグルマが、竹富島内でも広範囲にわたり繁殖している場所がいくつかあります。国際自然保護連合で世界の侵略的外来種ワースト… 防風林の除草防風林の植林 前回の除草から、たったの1カ月ちょっとで雑草に覆われてしまった防風林をつくるためのフクギ苗。効率化と除草間隔の延長をバランスさせる試みとして、苗周辺を手抜きとして外縁部を草刈機にて… 耕作放棄地の除草防風林の植林 前回の耕作放棄地の除草に続き、畑周辺に生い茂ってきていた外来種ギンネムを対処しました。成長の早いギンネムは、ちょっと気を抜いているとすぐに畑を侵食してくるので、こまめに伐採をしなけ… 6月 耕作放棄地の除草耕作放棄地の再生 先日収穫を行った粟の畑とその周辺で、残った株と雑草を刈り取る作業を実施しました。新たな作物を植えるための準備のひとつとして、草刈機にて根元から刈り取り。しばらく天日で乾燥させてか… バラアサガオの駆除外来種の駆除と処分 今年3月に調査をしていた外来種のバラアサガオ。ウッドローズとも呼ばれるメソアメリカを原産地とするツル性植物は、その成長の早さと生命力の強さで森全体を覆い尽くして枯らしてしまうという… 粟などの収穫祭祀に関わる供物の再耕作 昨年末に植え付けをした粟ですが、あまりにも虫の被害が大きいとのことで急遽早めの収穫。ずっしりと重たくなった穂先を刈り取り、幾本かをまとめて束ねて天日に干します。素人目にはとても綺麗… 5月 海洋ゴミ学習海浜清掃 竹富島に流れ着く海洋ゴミについて、島の将来を担う小学生とともに勉強しました。商品パッケージに記されたバーコードから生産地がわかることを利用し、大まかなゴミの発生源を調査。まずは情… 防風林の除草防風林の植林 竹富島の外周道路沿いに防風林をということで植え付けたフクギの苗。2月に除草を実施したのですが、たった3カ月でフクギを覆い尽くすような雑草が再び生えてきたことに驚きです。前回は雑草を… 粟の虫取り祭祀に関わる供物の再耕作 順調に成長を続け頭を垂れてきた粟穂ですが、その粟を食べてしまうカメムシなどの害虫が大量発生。農薬を使用せずに、昔ながらの手作業で取り除く作業を行いました。大きなビニール袋に穂先をそ… 芋ヅル返し耕作放棄地の再生 2月に植え付けを行った芋ヅルが成長し、畑を覆い尽くすほどの勢い。芋の収穫量を増やすためには、このツルが根を張る部分を少なくする必要があるとのことで、芋ヅル返しという作業を行いました… 4月 ギンネム駆除テスト外来種の駆除と処分 竹富島で確認されている外来種のひとつであるギンネム。繁殖力旺盛で、周囲の他の植物の成長を妨げる成分を出すことでギンネムだけの林になってしまうことなどが問題となり、生物多様性といっ… ニンニクの収穫祭祀に関わる供物の再耕作 耕作放棄地の再生に向け、まず竹富島の耕作のなんたるかを学ぶための第一歩として島の長老のひとりに手ほどきしてもらった財団として初めての畑作業。10月末日に実施したニンニクの植え付けから… 3月 パークボランティア海浜清掃 環境省が定めるパークボランティア活動に参加し、環境保全のなんたるかを学んできました。今回は活動研修の第2弾となる海浜清掃。西表島上原にある星砂の浜にてゴミ拾いを行いました。竹富島で… 芋畑の除草祭祀に関わる供物の再耕作 先日植え付けを行なった芋畑で除草を実施。今回は竹富島の小学生高学年が、授業の一環として参加してくれました。ちょうど環境保全についての勉強をしているということで、財団が行う耕作放棄… バラアサガオ調査外来種の駆除と処分 メソアメリカを原産地とするツル性植物であるバラアサガオ。乾燥して開いた実が木でできたバラに似ていることから英語圏ではウッドローズとも呼ばれています。黄色い可愛らしい花とは裏腹に、そ… 2月 パークボランティア外来種の駆除と処分 環境保全の方法を学ぶため、環境省が定めるパークボランティア活動に参加しています。まだ研修中ですが、環境を守るための知識を蓄積する大きな一歩です。今回は西表島祖納集落内にある用水路… 防風林の除草防風林の植林 昨年の12月に植樹した防風林のためのフクギが、雑草に埋もれてしまっていたため除草作業を実施。フクギは土の変化に弱いとのことで、いくつかの苗木が枯れてしまい植え替えが必要でした。栄養不… 芋と麦の植え付け祭祀に関わる供物の再耕作 粟に続き、竹富島の祭祀で供物とする芋と麦の植え付けをしました。芋は根の呼吸が必要で、しっかりと畝(うね)だてを行って側面からも空気が入るようにするとのこと。芋づるの植え方は、様々な… 粟畑の除草祭祀に関わる供物の再耕作 先日、種まきをした粟畑で2度目の除草作業を実施しました。多くの苗が元気に育っているなと思っていたら、ほとんどが雑草だと判明。1度目の除草時と同じように粟によく似た植物が多く生えてお… 1月 粟畑の除草祭祀に関わる供物の再耕作 昨年末に種まきをした粟畑の除草作業を実施しました。すでに15cmほどの高さまで成長した粟のなかから雑草を見つけ出して抜くだけの作業ですが、粟ととてもよく似た雑草もあり、慣れないと見分… 井戸の現状調査井戸や貯水池の適正管理 竹富島には歴史を物語る多くのカー(井戸)があります。しかし現状、木の枝や雑草が伸び荒れている上に、壊れたポンプ、サンカ(縁)、コンクリの床、落下防止の蓋などが劣化して見苦しい状態に… 活動レポートTopに戻る