活動レポート2021 竹富島地域自然資産財団の環境保全活動をピックアップして紹介します。 2022 2021 2020 … 12月 麦畑の除草耕作放棄地の再生 先日、小学校、保育所の子供たちと一緒に植え付けを行った麦畑で、草取りを行いました。およそ1ヵ月が経ち、無事に芽が出て5cm程に成長しています。そしてまだ多くはありませんが、麦のまわり… 竹富町海洋教育サミット島の子供へ環境教育 竹富島地域自然資産財団は、西表島の大原小学校で開催された竹富町海洋教育サミットに参加し、その自然環境保全活動を紹介しました。 竹富小中学校の生徒さんとビーチクリーンを行い、漂着ペット… 粟と大豆の植え付け祭祀に関わる供物の再耕作 カンナージ畑で粟の種まきを行いました。均等にまけるよう所々に目印(月桃の茎)を差しての「バラまき」とラインに沿って規則正しく行われた筋蒔きをほぼ半量ずつ行いました。粟の種は非常に小… 11月 SDGsシンポジウム島の現状、活動のPR 八重山でサスティナブル(持続可能)な事業、活動に挑戦しているユース世代・環境財団・エコツアー事業者・小売店・農畜産業者 ら様々な団体、メンバーが一堂に会して、豊かな自然資産を保護… 麦の植え付け耕作放棄地の再生 小学校、保育所に通う子供たちと父母が参加して、麦の植え付けが行われました。まず全員でタネをまく場所の小石を取り除き、1列に並びながら等間隔で麦を植え付けていきました。子供たちは真剣… 修学旅行に伴うゴミ拾いゴミ問題の解決 季節柄、修学旅行など団体で来島する観光客の方が増えています。それに合わせて道端のゴミも増える傾向にあります。そこで、前回に引き続き、財団理事と観光会社のスタッフさんでゴミ拾いを行… カンナージ畑の耕起島内特産物の生産 カンナージ畑で、種まきに備え、トラクターを使って全面耕起を行いました。島民の方に貸していただいたトラクターは4輪自走式でパワーがあり、大型のアタッチメントをつけてスピーディーに耕… フクギ周りの除草防風林の植林 防風林の再生事業として行われている集落外周路沿いのフクギ植え付け地で、草刈り機による除草作業を行いました。温暖な南の島では植物がすぐに育ちますが、それは雑草も同じこと。植樹したフ… 修学旅行に伴うゴミ拾いゴミ問題の解決 コロナウィルスの感染状況が落ち着く中、竹富島では修学旅行など団体の観光客の方が多く訪れています。ほとんどの方はごみ処理能力の脆弱な竹富島のために、ゴミを出さないよう協力してくださり… 10月 ピンの植え付け耕作放棄地の再生 竹富島の祭祀行事に欠かすことのできない大切な伝統作物である「ピン(島ニンニク)」の植え付けを行いました。一斉に草刈り、すき込みを行ったカンナージ畑の一角に、一段と丁寧に耕し、石… 全国大会で講演島の現状活動のPR 市民憲章の全国大会が石垣市で開催され、財団の理事が竹富島の自然、景観、文化の保全とその歩みについて講演を行いました。第55回となる全国大会は石垣市民会館大ホールでオンライン開催され、… カンナージ畑の草刈り耕作放棄地の再生 粟、ニンニク、麦、大豆、緑豆、小豆など、今季も多くの作物を育て、竹富島の伝統農業を学ばせてもらったカンナージ畑で、一斉に草を刈り取りました。来季に向けての畑のリセットともいえます… 9月 海洋ゴミステーション設置ゴミ問題の解決 竹富島の東にあるアイヤル浜に「海洋ゴミステーション」を設置しました。これはビーチを訪れ、海洋漂着物を拾った人に利用していただくための漂着物専用のゴミ箱です。これまで目についても、ど… ジーマミーの収穫耕作放棄地の再生 ジーマミー(落花生)の収穫を行いました。作物と作物の間にひっそりと(2列× 5メートルほど)植えられたジーマミー(落花生)は草の部分の丈が30センチほどになり、土の中には実がなって… 8月 子供たちと瓦葺き用土伝統的技術の継承 国の重要文化財として2007年に登録された旧與那國家住宅。その瓦ぶき屋根の修復に用いられる土づくりを、竹富小中学校の生徒さんと一緒に行いました。今年1月以来、伝統的な手法に則って行な… アジラの復活外来種の駆除と処分 集落から東のアイヤル浜まで伸びる道には、道に沿って高さおよそ1メー トルのアジラ(石垣)が、数百メートルの長さにわたって築かれています。しかし近年はギンネムを中心とする外来種に覆われ… 7月 畑の除草耕作放棄地の再生 6月中旬に収穫を終えた粟(アワ)畑に残った茎や葉などの処理を中心に、畑全体の草刈り作業を行いました。まだこれから2回目の収穫を待つクマミ(緑豆)、落花生などを誤って刈り取ることが… フクギ周りの除草防風林の植林 防風林の再生事業として行っているフクギの植林。今回は外周路西側の植え付け地で、除草作業を実施しました。3月末の除草の後、雑草が伸びてフクギが隠れそうになっていました。草刈機でフクギ… 横断幕の再設置島の現状活動のPR 島を訪れる方にまず入島料ご協力のお願いをする横断幕。直撃との予報だった台風6号を避けるために撤去されていた港の横断幕が、台風通過のあとで再び桟橋に設置されました。高い場所に掲げられ… クマミの収穫耕作放棄地の再生 台風が来るとの情報を受け、すでに収穫時期を迎えているクマミ(緑豆)を無駄にしないようにと急遽摘み取りを実施しました。まだ一部に青いところが残っているものの、多くはサヤが真っ黒になり… 粟の脱穀耕作放棄地の再生 先月に実施した伝統耕作物の粟の収穫から1カ月を迎え、天日干ししていた粟穂から粟の実を取り外す脱穀を星のや竹富島のスタッフも交えて2日間かけて行いました。2本の木の棒を接続して回転さ… ガヤ畑でギンネム駆除耕作放棄地の再生 ガヤ(チガヤ)畑づくりを進めている場所で、全体約4000㎡のうち3/5がまだ手付かずの状態。梅雨の雨と最近の天気の良さで、雑草やギンネムがグングンと育ってきてしまっていたので、ま… 6月 島の生態系調査島の生態系の調査研究 竹富島の環境保全を進める上で現在の島の状況を確認することはとても重要であり、島の生態系調査は当財団の主要な事業のひとつとなっています。今回、竹富町教育委員であり生物学者である島村賢… 粘土池をひとつに伝統建築技術の継承 伝統的な瓦ぶきに使用する粘土を作成している粘土池。工事の範囲が広がったことから隣り合わせの位置に池を増設し、別々に補水や混ぜ込みをしてきていました。今回、新設した粘土池でも土に混ぜ… 粟の収穫耕作放棄地の再生 竹富島で古くから育てられている伝統耕作物であり、祭祀供物としても使用される粟。昨年12月に種まきを行なって以来、雑草抜きなど手をかけてきた粟が大きく穂を垂れ黄色に色づいて収穫どきを迎… 粘土池の再混ぜ込み伝統建築技術の継承 国の重要文化財「旧與那國家住宅」の修復工事に使用される瓦ぶきに使用する土作りを竹富公務工房と協働で行なっています。前回5月17日に土の混ぜ込みを実施し、水のたまり具合を見ながら補水を… フクギ周りの除草防風林の植林 防風林の植林として実施しているフクギの植え付け。雨後のタケノコならず、久しぶりのまとまった雨のあとに雑草が驚くほどの勢いで成長し、フクギを覆い尽くしてしまいそうでしたので除草を実施… ガヤ畑予定地を耕起耕作放棄地の再生 竹富島らしい景観と生態系を含む自然の両方を取り戻すため進めているガヤ畑づくり。前回の作業でギンネムや雑草の除去を実施した全体約4000㎡のうち2/5の土地で、すでに伸びてきていた… 5月 瓦葺き用土の再練り伝統建築技術の継承 竹富島にある国の重要文化財「旧與那國家住宅」で実施されている修復工事。その瓦ぶきに使用する土作りを竹富公務工房と協働で行っています。修復範囲を大きくすることが決定したことに伴う粘… 緑豆畑の除草耕作放棄地の再生 竹富島で小さな豆クーマミとも呼ばれ、昔から育てられてきている緑豆。耕作放棄地再生について多くのことを学ばせていいただいている講師の前本隆一氏が植え付け、高さ20cmほどまで育ったとこ… 小中学校で作付け文化伝承者育成 竹富島の農耕文化が希薄になりつつある現代において、次世代を担う子供達に島の農耕に触れてもらう機会を作ろうということで、「竹富小中学校」および「星のや竹富島」を中心として、学校敷地内… ガヤ畑予定地を開墾耕作放棄地の再生 竹富から消えつつある茅。竹富島ではガヤと呼び、家の屋根を葺いたり様々な用途で使用されていました。もともとは休耕地などに生えていることが多かったそうで、近年は畑がなくなったことや外来… 4月 粘土池の生き物たち伝統建築技術の継承 旧與那國家の瓦ぶき修復工事で使用する粘土を作成している粘土池。1週間ほど前に葺き替え工事範囲拡大にともなう池の拡張を行いましたが、前回は土の混ぜ込みを完了させることができず断続的に… ガヤ種子の採取耕作放棄地の再生 竹富島で畑作が盛んだった頃、休耕中の畑にまっさきに生えてきていたのはガヤ(チガヤ)だったそうです。青々と茂るガヤの間をウズラなどが出入りし、ときに刈り取られて茅葺き屋根に使用され… フクギの発芽防風林の植林 防風林事業などで使用するため、フクギやキャンギ(イヌマキ)といった樹木の苗を育成していますが、定例の除草作業なかでフクギの種子がようやく芽吹いてくれたものを発見しました。竹富公民館… 瓦ぶき粘土池を拡大伝統建築技術の継承 竹富島で国の重要文化財として2007年に登録された旧與那國家住宅。その修復工事で使用される瓦ぶき用の粘土を、島内の事業所と協働で伝統的な方法を用いて作成しています。半年先の使用を目… 御嶽のグック積み伝統建築技術の継承 竹富島の神様を祀る御嶽のひとつ、清明御嶽の西側に位置するグック(石垣)の一部が傾いてしまっていたものを竹富島の集落支援員が修復するということで、財団でも勉強のために手伝いをさせてい… モチ麦の収穫耕作放棄地の再生 竹富島での伝統耕作を継承するべく、昨年の10月27日に植え付けをしていたモチ麦の収穫を実施しました。しかし、全体的に実入りが少なく、穂は垂れているものの籾殻のみというものが多いと… 粟の間に小豆祭祀に関わる供物の再耕作 昨年の12月26日に種まきを実施した粟が成長し、およそ60cmほどの高さとなっています。今回の種まきでは雑草除去などの管理がしやすいとのことで筋状にタネを蒔くスジマキとしたので、苗も列… 3月 瓦ぶき用土の再練り伝統建築技術の継承 竹富島で国の重要文化財として2007年に登録された旧與那國家住宅。現在その一部の修復工事が行われていて、その瓦ぶきに使用する粘土作りを竹富島の事業所と協働で実施している。半年先の使用… フクギ周りの除草防風林の植林 防風林の再生事業の対象である外周路沿いのフクギ植え付け地では1月28日に柵の交換と除草を実施し、それから2カ月が経過しました。水やり時に手作業にてフクギ周りの除草は行なっていましたが… 星のや竹富島で小豆撒き祭祀に関わる供物の再耕 竹富島の伝統を大切にし、竹富島の文化と風景の継承に力を入れている「星のや竹富島」では、敷地内に畑を作り竹富島の伝統耕作物を育てる取り組みを実施しています。当財団と目指すところを多… コンドイ浜の清掃ゴミ問題の解決 竹富島に入島した人が訪れる場所のうち、もっとも人気が高いもののひとつとして挙げられるコンドイビーチ。ここで長時間を過ごし、食事などをする人が多いこともあり、どうしてもゴミの量が増え… 苗の雑草除去防風林/自然素材の活用 暖かい日が続き、雨も適量に降る最近の竹富島。植物が育つにはもってこいで、財団事務所脇で育成しているフクギとキャンギの苗たちのポットも元気に新芽を出してきました。同時に雑草もニョキニ… 粟畑の草抜き祭祀に関わる供物の再耕作 昨年12月末に種まきをした粟が成長するに伴い、そこに生える雑草も当然ながら大きくなります。最近は雨が多く降ったおかげか、雑草の成長が早くて粟を覆うほどの勢いで増えています。つい先日… 2月 子供と楽しむ海浜清掃海浜清掃 海岸に流れ着くゴミは大きかったり危険なものも多く、小さな子供に集めてもらうには躊躇してしまいます。また竹富島の海岸では鋭い岩場の部分もあり、幼い子供と一緒に海岸清掃をすることは難… 泥沼で生き物増伝統建築技術の継承 竹富島で国の重要文化財として2007年に登録された旧與那國家住宅の修復工事で使用される瓦ぶき用の粘土作り。保水状態があまり良くなかったので2月7日に土の練り込みを実施したのですが、あ… ガラシャー襲撃へ対策耕作放棄地の再生 耕作地の一部ではゴーヤやシブイ(冬瓜)、ナーベラ(ヘチマ)など、昔から竹富島で食されてきた野菜も育てていますが、まだ大きくならないうちからガラシャー(カラス)に突かれてひとつも収… ホーシミチの清掃ゴミ問題の解決 竹富島の玄関といえる港から集落へと続く大通りは、島の昔ながらの呼び方でホーシミチと言います。バスや自転車だったり、徒歩だったり。方法は違えど竹富島を訪れたひとのほぼ全員が通る道で、… 粟苗の移し替え祭祀に関わる供物の再耕作 昨年12月末に実施した粟の種まきから1カ月半ほどが過ぎましたが、雨不足のためか結構マダラな発芽となっていた粟畑。種まきで残った砂と混ぜたタネを1箇所にまとめていたところは、なぜか多く… ニンジンの間引き耕作放棄地の再生 自給自足の生活が根付いていた竹富島の耕作地再生として、祭祀の供物に使用される作物だけでなく、普段の島民の食料となっていた野菜の耕作も学んでいます。粟のように砂に混ぜて蒔いたニンジ… 瓦ぶき用土の再練り伝統的建築技術の継承 1月14日に開始した瓦ぶき用の土作り。国の重要文化財である旧與那國家住宅修復工事で使用されるものですが、予想以上に粘土の乾燥が進んでしまい、泥沼表面が乾いてひび割れている状態となって… 耕作地への種まき耕作放棄地の再生 かつての竹富島は、その面積のほとんどが畑で高い木などが生い茂ることなく、島の中心部にある集落から海が見えたそうです。そんな広い畑では祭祀に関わる供物となる粟やニンニクはもちろんのこ… 1月 ギンネムで囲い作り防風林の植林 外周路沿いに防風林のために植えたフクギは、雑草に紛れて間違って刈り取られたりしないようにと50cmほどの金属製の杭とロープで囲っていましたが、ロープ自体が雑草に覆われたり弛んだりして… 星のや竹富島と協働祭祀に関わる供物の再耕作 竹富島の伝統を大切にし、竹富島の文化と風景の継承に力を入れている「星のや竹富島」では、敷地内に畑を作り竹富島の伝統耕作物を育てる取り組みを実施しています。当財団と目指すところを多… キャンギ苗の追加自然素材の家屋への活用 財団事務所の裏庭に、新たに生えてきていたキャンギ(イヌマキ)の芽を見つけました。島の伝統建築には欠かせないこの木を残していくため、キャンギ育成所を作るため苗木をストックしていま… 伝統的な瓦ぶき用土作り伝統的建築技術の継承 竹富島で国の重要文化財として2007年に登録された旧與那國家住宅。現在その一部の修復工事が行われているのですが、瓦ぶきに使用する土作りに参加しました。以前は瓦のふき替えをすると決まっ… 竹富港フクギまわり除草防風林の植林 入島料収受開始セレモニーで、竹富港そばに植え付けた防風林としてのフクギの苗。前回10月に除草作業をしてから3カ月が経ち、苗が雑草に覆われてきてしまっていたので除草を実施しました。肥… 苗たちの除草防風林/自然素材の活用 財団事務所脇で育成しているフクギとキャンギの苗たち。環境保全事業で活躍する日を待ちながら、狭いポッドのなかで育っています。竹富島では寒いと表現される季節ですが、気温は低くても10数度… 活動レポートTopに戻る