活動レポート2021年11月期

竹富島地域自然資産財団の環境保全活動をピックアップして紹介します。

2021年11月21日

SDGsシンポジウム

八重山でサスティナブル(持続可能)な事業、活動に挑戦しているユース世代・環境財団・エコツアー事業者・小売店・農畜産業者 ら様々な団体、メンバーが一堂に会して、豊かな自然資産を保護しながら、地域を支える新たな事業を生み出すシステム、プラット フォームの創設を目的としたイベント「第1回 やいまSDGsシンポジウム 〜 THE EARTH VOICE」が開催されました。財団は理事が講演やパネルディスカッションを行い、展示ブースを設けるなど、来場者やオンライン視聴する人びとに向けて、活動を熱意を持ってアピールしました。会場には石垣市長をはじめ多くの行政関係者や環境活動家、環境保全に関心を持つ市民などが多く訪れました。家族連れも非常に多く、親が子供と共に楽しんでいる姿が見られました。 財団の代表として登壇した理事長は、財団設立の意義や入島料導入の経緯を説明し、「我々、竹富島の人間は、来島する皆さんを同じく島民として考えております。どうか共にこの美しい島を守っていってください」と熱く訴え、喝采を浴びました。

2021年11月20日

麦の植え付け

小学校、保育所に通う子供たちと父母が参加して、麦の植え付けが行われました。まず全員でタネをまく場所の小石を取り除き、1列に並びながら等間隔で麦を植え付けていきました。子供たちは真剣な眼差しで説明を聞き、年長の子が幼い子に優しく教えながら 全員で作業を楽しみました。タネまき後には、島の長老が魔除けの三結びを畑に挿し、全員で豊作を祈願しました。前回は粘り気のある「もち麦」という種類の麦を植えたのですが、 環境に合わず全体的に実入りが少なく不作でした。今回は以前栽培し、豊作であった「さいたま」を採用。今後は収穫した種籾をまいていくことで、竹富島で元気に育つ麦作りを目指していきます。

2021年11月17日

修学旅行に伴うゴミ拾い

季節柄、修学旅行など団体で来島する観光客の方が増えています。それに合わせて道端のゴミも増える傾向にあります。そこで、前回に引き続き、財団理事と観光会社のスタッフさんでゴミ拾いを行いました。場所はカイジ浜、コンドイ浜、集落内、なごみの搭、駐輪場付近、西桟橋と広範囲で行いました。ポツ、ポツっと落ちているお弁当や飲み物のゴミを拾うと、大きな袋で3袋分ほどの回収になりました。 きれいな竹富島を守るため、今後も引き続き行っていきます。

2021年11月12日

カンナージ畑の耕起

カンナージ畑で、種まきに備え、トラクターを使って全面耕起を行いました。島民の方に貸していただいたトラクターは4輪自走式でパワーがあり、大型のアタッチメントをつけてスピーディーに耕起していきました。小型の耕運機では歯が立たない硬い地面や石ころが多い土も難なく耕すなど、大活躍でした。前回、畑の一部で刈り取った草を野焼きし、灰(草木灰)を肥料として土に混ぜましたが、それを畑の表面に広げ、トラクターで鋤き込んでいきました。畑のリセット作業の締めくくりということで、畑周辺の茂みから飛び出した枝なども伐採しました。一面キレイに耕されたカンナージ畑を眺めると、改めて広大さを思い知らされたのでした。

2021年11月10日

フクギ周りの除草

防風林の再生事業として行われている集落外周路沿いのフクギ植え付け地で、草刈り機による除草作業を行いました。温暖な南の島では植物がすぐに育ちますが、それは雑草も同じこと。植樹したフクギの周りはすぐに雑草で覆われてしまうので、定期的に除草を行っています。フクギは小さいものでも30cm大きいものでは60cmほどまでに成長してきました。 今後は、植え付けを開始してごく初期の段階で枯れてしまった場所に、財団の事務所でポットに入れて育てられている苗を試しに植えることを検討しています。直根のフクギは、植木鉢やポットに長く入れておくと根がまっすぐ伸びず、「土に植えても下に根が伸びていかないため、大きく育たない」という指摘がありました。しかしまた同時に、「時間が経てば根は下に伸び始めていく」という意見もあるため、それを検証する意味でも目印をつけて植えていく予定です。

2021年11月3日

修学旅行に伴うゴミ拾い

コロナウィルスの感染状況が落ち着く中、竹富島では修学旅行など団体の観光客の方が多く訪れています。ほとんどの方はごみ処理能力の脆弱な竹富島のために、ゴミを出さないよう協力してくださりますが、不意の風に飛ばされるなどで、やはりゴミは落ちてしまいます。そこで、財団理事と観光会社のスタッフさんが、ゴミ拾いを行いました。人が多く集まるカイジ道/コンドイ道周辺、西桟橋/集落内に落ちているゴミを拾って回り、同時に観光ルールの遵守と入島料へのご協力もしっかりとアピールいたしました。