活動レポート2021年1月期

竹富島地域自然資産財団の環境保全活動をピックアップして紹介します。

2021年1月28日

ギンネムで囲い作り

外周路沿いに防風林のために植えたフクギは、雑草に紛れて間違って刈り取られたりしないようにと50cmほどの金属製の杭とロープで囲っていましたが、ロープ自体が雑草に覆われたり弛んだりして見えなくなってしまうことがありました。先日、重要文化財の修復に使用する瓦ぶき用土を準備した時、泥をためた池をギンネムで杭を作って囲ったものがなかなか便利だったので、防風林でもギンネムを使用して柵を作ることにしました。良い事か悪い事か、ギンネムは至る所に生えています。まっすぐ伸びた、程よい太さのものを20数本取ってきて杭としました。外来種駆除にもなって一石二鳥です。ついでに除草も実施して、すっきりとしたフクギ植え付け地となりました。



2021年1月25日

星のやと伝統耕作で協力

竹富島の伝統を大切にし、竹富島の文化と風景の継承に力を入れている「星のや竹富島」では、敷地内に畑を作り竹富島の伝統耕作物を育てる取り組みを実施しています。当財団と目指すところを多く共有している星のや竹富島とは、普段より様々な情報を共有するとともに、お互いの活動に参加し合うなど協力して竹富島の環境保全を進めていますが、今回は星のや竹富島の敷地内にある畑にて竹富島の伝統耕作物である粟とタカキビ、モチキビの3種類の種まきを共同で実施しました。財団とともに農耕に関する師を同じとし、竹富島の長老のひとりである前本隆一氏に竹富島の耕作のなんたるかを教えていただいているものとして学んできたものを実践。昨年末に隆一氏の畑で実施した粟の種まきを踏襲し、砂へのタネの混ぜ込み、スジ撒き、クロツグ(マーニ )の葉っぱを使用した土の被せなど、習得したとおりに行いました。もちろん畑のニンガイ(祈り)も魔除けのサン結びを立て、伝統的な願いの言葉を読み上げました。畑に落ちる木々などの影をアマチと竹富方言ではいいますが、これを取り払うアマチバライも実施。作物の収穫に強く関係してくる日照具合をよくすることも、隆一氏に教わったことです。今後も星のや竹富島と財団では様々な活動で協力し、共に竹富島の環境保全と文化の継承を実施していきます。





2021年1月19日

キャンギ苗の追加

財団事務所の裏庭に、新たに生えてきていたキャンギ(イヌマキ)の芽を見つけました。島の伝統建築には欠かせないこの木を残していくため、キャンギ育成所を作る計画を建てて苗木をストックしています。キリよく10本の苗を追加。これでキャンギの苗は全部で70本になりました。

2021年1月14日

伝統的な瓦ぶき用土作り

竹富島で国の重要文化財として2007年に登録された旧與那國家住宅。現在その一部の修復工事が行われているのですが、瓦ぶきに使用する土作りに参加しました。以前は瓦のふき替えをすると決まった家は、各自土作りを行なって半年から1年間寝かせて使用していたそうです。今回も半年先の使用を目指して準備を始めました。地面に50cmほどの穴を掘り、土と藁を水をかけながら混ぜ込みます。藁は都合上、古い畳を崩したものを使用。畳に縫い付けられている糸やビニール、発泡スチロールなどは土のなかで分解されないので丁寧に取り除きます。みんなで裸足になり、泥まみれになりながら藁と土をほぐして出来上がったのが、水牛が泣いて喜ぶ泥沼。水牛は泥水を体に塗りつけて虫除けにするとのことで、竹富島でも大きな体を水たまりに擦り付け泥沼を作っているところがたまに見られます。脱走した水牛は読んでくれないでしょうが、意外と深い泥沼に人が落ちてしまわないようにロープで囲い完成です。これからもたまに裸足で混ぜ込みをする必要がありますが、半年かけて藁が分解されることで土の良い繋ぎとなり、時間が経っても雨漏りしないしっかりと瓦を固定してくれる良質な土が出来上がります。






2021年1月12日

竹富港フクギまわり除草

入島料収受開始セレモニーで、竹富港そばに植え付けた防風林としてのフクギの苗。前回10月に除草作業をしてから3カ月が経ち、苗が雑草に覆われてきてしまっていたので除草を実施しました。肥料を与えたりしていますが、あまり成長していないようなのが気になるところではあります。

2021年1月6日

苗たちの除草

財団事務所脇で育成しているフクギとキャンギの苗たち。環境保全事業で活躍する日を待ちながら、狭いポッドのなかで育っています。竹富島では寒いと表現される季節ですが、気温は低くても10数度はあり雑草もニョキニョキと育っています。定期的な除草をして、苗の発育を阻害しないように気をつけます。またポッドのなかで新たに芽吹いたタネもあり、さすがにひとつのポッドに2本のフクギ苗は多すぎるので株分けをしました。早く植える場所を見つけて、広々と育ってもらいたいものです。