活動レポート2020年3月期

竹富島地域自然資産財団の環境保全活動をピックアップして紹介します。

2020年3月25日

海浜清掃

環境省が定めるパークボランティア活動に参加し、環境保全のなんたるかを学んできました。今回は活動研修の第2弾となる海浜清掃。西表島上原にある星砂の浜にてゴミ拾いを行いました。竹富島でも有名な星砂がある浜ということで観光客が多く、流れ着いたゴミを拾ってくれる人たちも多いそうです。ただ、ゴミ箱が近くに設置されているわけではなく、拾ったゴミは浜の入り口に置いていかれることになり、そこをゴミ捨て場と勘違いした人がさらにゴミを捨てていくという負のサイクルが出来上がってしまっているとのこと。ただ清掃をするだけでなく、ゴミがゴミを呼ぶ現状やその対策を考えるよい研修となりました。



2020年3月18日

芋畑の除草

先日植え付けを行なった芋畑で除草を実施。今回は竹富島の小学生高学年が、授業の一環として参加してくれました。ちょうど環境保全についての勉強をしているということで、財団が行う耕作放棄地の再生によって育まれる生物の多様性、竹富島の文化に根付いた自然環境についてお話をさせていただきました。これからの竹富島を担っていく世代との交流によって、よりこの島を守っていきたいという想いが強くなった1日です。

2020年3月8日

バラアサガオの調査

メソアメリカを原産地とするツル性植物であるバラアサガオ。乾燥して開いた実が木でできたバラに似ていることから英語圏ではウッドローズとも呼ばれています。黄色い可愛らしい花とは裏腹に、その成長の早さと生命力の強さで森全体を覆い尽くして枯らしてしまうという外来種。竹富島でもいくつかの場所で生育が確認されていて、今回は御嶽の森を覆うバラアサガオを調査しました。古くから神様の場所として必要以上に手を加えることなく保存されてきた御嶽の森は、もっとも竹富らしい自然環境を残している場所です。そんな貴重な森が、外来植物であるバラアサガオによって脅かされている現状を確認し、どのような対応を取ることができるか調査しました。