活動レポート2022年02月期

竹富島地域自然資産財団の環境保全活動をピックアップして紹介します。

2022年2月25日

軽石の除去作業

小笠原諸島の海底噴火によって発生した軽石は、昨年暮れから八重山でも確認されています。竹富島にも年明け以来多く打ち寄せられ、特に港周辺では漂着・堆積が進んでいます。竹富公民館の呼びかけで、島内の観光事業者、島民が集まり、除去作業が行われました。砂浜に打ち上げられている軽石をどんどん集めて、トン袋に詰め込んでいきます。漂着した軽石は、定期船のエンジンを破損させたり、海面を覆って日光を遮ることでサンゴや海草の光合成に悪影響を及ぼしたりします。また魚が飲み込んで消化器やエラが詰まらせるなどの被害も想定されています。集められた軽石の扱いはまだ決まっていませんが、軽石は断熱性や遮音性があり、建築に使用される可能性もあります。