活動レポート2022年05月期

竹富島地域自然資産財団の環境保全活動をピックアップして紹介します。

2022年5月16日

島の祭祀との関わり

島の祭祀との関わりとして、4月から財団に着任した地域おこし協力隊が竹富島の祭祀「四月大願い(フーニンガイ)」の手伝いをさせていただきました。四月大願いは田畑に植えつけた作物が出穂し稔りを祈願するお祀りで、2日間の日程で行われます。初日は西塘御嶽、清明御嶽、幸本御嶽で願い(ニンガイ)を行い、神司(カンツカサ)は夜籠で祭礼、そのまま翌日に島内の御嶽に参拝して五穀豊穣を願うという夜も通して行われる祭祀です。供物や清掃の準備等、その祭祀を支える立場となる公民館の執行部および各集落から選出された祭事部に混じり、新しい協力隊が初めて島の祭祀に間近に接しました。島の文化の根幹にあたる祭祀にかかわり、島を守る財団活動の重要さを学べたようで、「これからも大切な島の伝統文化の保存と継承に携わりたい」とより一層、財団活動への意気込みを見せました。

2022年5月6日

ケルヒャー外来種駆除3

前回(2回目)の実証実験と同じ、かりゆし館南側の植え込み内を除草しました。今回(3回目)は草刈り機での除草後に温水高圧洗浄機を使用しました。草刈り後に温水高圧洗浄機を使用すると障害物も無く、とても動きやすいものでした。かりゆし館南側では、草刈り機での除草、温水高圧洗浄機、草刈り機後の温水高圧洗浄機の3パターンの除草方法を比較できます。財団は、今回(3回目)で実証実験の全工程を完了しました。今後も各地点の経過観察を行い、竹富島の陸域および海域の自然環境の保全に繋げ、財団の活動目標である「外来種の駆除と処分」を継続していきます。今回、温水高圧洗浄機のデモ機を貸してくださったケルヒャージャパン株式会社さん、そして、関係各所の皆様、大変、お世話になりました。