活動レポート2022年08月期

竹富島地域自然資産財団の環境保全活動をピックアップして紹介します。

2022年8月19日

ギンネム駆除とウッドチッパー

現在、竹富島では外来植物のギンネムが繁茂し、在来植物の生育に影響が及んでいます。 ギンネムは大正時代に竹富島に持ち込まれ、薪やヤギの餌など大いに利用されていましたが、燃料としてガスが普及し、その需要が減少していきました。そして、刈り取られることが無くなったギンネムは竹富島の気候と相性が良く、その生息域を拡大していきました。 そのため、増えていくギンネムを駆除するべく、財団では理事各位が1日1本刈り取るプロジェクトを始動しました。 更に刈り取ったギンネムをウッドチップ化し、畑などに利活用できるように以前、寄贈いただいたウッドチッパーを定期稼働することで持続して外来種の駆除と処分を実施できる仕組みをつくりました。

2022年8月1日

入島料ご協力の呼びかけ

竹富港ターミナル「かりゆし館」にて、入島料へのご協力呼びかけを始めました。竹富島の環境保全を目的として設立された竹富島地域自然資産財団。日々の活動の資材となっているのは、島を訪れる皆さまに、おひとり300円ずつご協力いただいている入島料です。近年増大する漂着ゴミや観光関連ゴミの分別処理をはじめ、海浜清掃・整備、防風林の保全や外来植物への対処、さらには耕作放棄された土地を整備して祭祀に使う伝統作物を作ったり、伝統建築技術の保全など、竹富島が竹富島であり続けるための活動を行っています。ちなみに入島券を購入すると島の方言ステッカーや手作りの民芸品(時期により)などを返礼品としてお持ち帰りいただいています。入島券スタンド、カウンターでは入島証明書を発行しています。かりゆし館で入島券「うつぐみチケット」を手売り販売していると、「素晴らしい島でした。頑張ってください。また来ます!」などとお声がけをいただき、感激です。日頃から入島料へご協力をいただき、ありがとうございます。ご協力金は大切に活用いたし、しっかりと保全活動を続けていきます。これからもよろしくお願いいたします。