2022年９月29日

子供たちと伝統のイイヤチ作り

竹富小中学校の子どもたちと島の伝統的な食べ物「イイヤチ」作りに挑戦してみました。もち粟（あわ）ともち米、小豆をまぜて炊きあげるイイヤチは、竹富島の最大行事「種子取祭（たねどりさい）」の期間中に食する特別なものです。島の名人たちによる指導で、薪（まき）で炊き、糸バショウの葉（カチャノパー）でフタをして蒸し、大きなヘラ（イーヤチダー）で練り上げ、ハマオモト（タビッキャ）の葉を両手に乗せてイイヤチを丸めるという昔ながらの方法で作りました。粟のほのかな甘い風味が絶妙で、みんな笑顔で食べました。国の重要文化財である旧与那国家住宅で行われた今回のイイヤチ作り。そこだけがタイムスリップしたかのようでした。